おかげさまで、当社が企画したバスツアーの催行率は、これまでの実績から約95%で、電話受付開始日の当日にほとんどが満員となります。(当日に満員にならない時は不安になりますが、いろんな対策をすぐにすると、ほとんどが1週間以内に満員になります。)
受付開始日も、◯月◯日の月曜日の午前9時からと決めており、時間になると電話が鳴り始めます。私は9時前から事務所で待機し、自身が受付対応をしています。電話回線は1本しかありませんので、電話を切るとすぐに次の電話がかかってきます。
時々、初めてのお客さまから「何回電話しても話し中。」とお叱りを受けることがありま
す。そんなこんなで、人気のあるバスツアーは、約20分で満員になることもしばしばで
す。本当に感謝の一言です。
さて、同業者に「受付当日に満員になる」と話すと、驚きと不思議がられることもありますが、その理由は、今の時代に合った(お客さまのニーズに合った)バスツアーの内容だからと考えています。
当社のお客さまは、圧倒的に55歳以上の女性が多いのが特徴で、駅集合で9時~9時30ころ出発し、帰ってくるのも16:00~17:00ころに出発駅に戻ってきます。
「ちょっと電車で1時間ほどの所に買い物に」といった行動と同様に、バスツアーも「日常
生活」のサイクル感覚にうまく組み入れられているのだと思います。
そのため、日帰りで遠方に行くバスツアーは「大手旅行会社」さんにおまかせし、当社が参入することは考えていません。
昼食は少しリッチに2500円~4000円のものを選択し、行程はあまり有名な所は避け、観光地でなくても、頑張っている地域や、頑張っている人、店などを選定し、旅行代金は、
8000円~9000円を設定しています。
それと、行く先々で、現地の人たちにPRしたいことを説明してもらい、できるだけコミュニケーションのあるバスツアーに徹しています。
かっこよく表現すると、バスツアー(イベント)で必要とされる「見る」「食べる」「遊ぶ
(体験する)」の3つの要素を組み入れ、語尾だけとると「るるぶ」のあるバスツアーという
ことです。
このような考えで、いろんな企画のバスツアーを実施していると、自然と常連のお客さまもでき、そのお客さまが次回も別のお友達を連れて来てくださるなど良い循環ができています。
募集方法も重要で、当社のお客さまの年齢層から、バスツアーの募集や詳細の情報、予約などをパソコンやスマホでできるようにしても、その利用は皆無です。
一応、当社も情報提供ということで、募集ビラをホームページやブログなどで発信していますが、一番効果的なのは、募集ビラを作成し、希望されるお客さまや、これまでの参加者から選択した人に郵送しています。(DM方式) また、予約は電話受付で、直接、会話することで安心感をもっていただいています。
このほか、地域の情報誌(新聞など)の紙媒体に「広告代」を払ってでもバスツアーの募集を掲載するのも効果的で、旅行会社の「滋賀の旅人旅行倶楽部」を知ってもらったり、「QRコード」を掲載することで、当社ホームページの「ブログ」や「バスツアーのご案内」ページを閲覧してもらえることが期待できます。
世の中、急速にデジタル化が進んでいますが、当社では、これに慣れてもらうようにしつつ、今後、数年間は「紙媒体」での募集や電話受付が効果的で現実的と考えています。
ところで、バスツアーの企画、下見、手配、ビラ作成、発送、電話受付、添乗、車内でのガイド、バスツアー以外の旅行手配、会社の経理などの一切の業務はすべて一人で実施しています。
事務の効率化の必要性や「面倒くさい」と思われる方がおられると思いますが、私はこれ
らの作業が楽しくてなりません。
コロナの感染拡大が収束してきた今日、デジタル化で便利さだけを追い求めるのではなく、基本に戻り、直接、対面での人間同士の会話を大切にした社会づくりが必要だと感じています。「人」と「人」とのコミュニケーション、これが、「旅」の醍醐味だと思っています。
ところで、次回のバスツアーは、夏の土用の初日(7/20(木)は8300円)と、丑の日(7/30(日)は8800円)に、関東風の「うな重(一匹分)」を食するバスツアーを実施します。
両日とも、あとわずかです。
また、緊急企画として、7月7日(金)に、「聖徳太子は見た!? ゆかりの社寺と湖東の名店め
ぐりバスツアー」を実施します。 (おかげさまで約20分で満員となりました。)
いずれも、電話受付は6/19(月)9:00~です。詳しくは、当ホームページの「バスツアーのご案内」をご覧くださいね。
写真は、関東風「うな重(一匹分)」です。(吸い物付)
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