2月ももう半ばで、自治体などは年度末に近づいています。ということは、県や各市の新年度(4月以降)の予算や内容が発表される時期でもあります。
最近は、その内容がホームページにも掲載されるので、どの自治体がどんな方針でどんな予算を計上しているのかを知ることができます。
その情報をもとに、当社もバスツアーの企画を立てやすくなり、実施するための補助金や助成金などがあれば、その獲得に努力するようにしています。
また、観光事業は、通常、冬場は閑散期で、今のうちに4月以降の企画などを考える時期でもあります。
当社にとって嬉しいのは、最近、各観光協会や広域協議会さんなどから、「新しい地域の観
光資源を旅行会社に知ってもらい、もっと商品化してほしい」という思いで、1月~3月にかけて「ファムツアー」という日帰りの視察旅行の案内が届きます。
まず、小規模な旅行会社にも案内いただくことに感激しており、当社は積極的に参加して
います。
地元の方の説明で、一般的な観光地以外の観光資源を知ることができるのですから貴重な
情報収集となります。
当社では、この情報をもとに、印象のあった観光資源をコースに含めたバスツアーをできる
だけ早く企画し、さまざまな手法で実施するようにしています。
コロナ渦で、まだ、しばらくはマイクロツーリズムの考え方で、「滋賀県民が県内旅行をしよう」という傾向は続くと思いますが、最近、県内のお客さまは、一般的な観光地はほとんど行かれており、飽きられていると感じています。
あと、「観光で日ころのストレスを解消したい」という方が多く、専門的(特に歴史や人物)なツアーには、限られたお客さましか集まらない傾向があり、浅く広く知ることができ
るツアーに人気があります。
さて、バスツアーやハイキングを企画するときに、「見る」、「食べる」、「遊ぶ(体験
する)」という3つの要素がすべての組み入れられていることが必要です。
当社は、この1年間で約25回(種類)のバスツアーを実施してきた経験から、コロナ渦では、
1番目に「説明を聞きながら見る」、2番目に「食べる」、3番目に「体験する」の順番で、
企画したツアーに人気があることがわかりました。
さらに、「見る」に特化するなら、歴史的建造物よりも、「四季折々の景色を見る」が
大人気です。
最近、感じるのは、観光協会や広域協議会さんは、わが町、わが地域への誘客促進に
いろんな企画をされていますが、コロナ渦でお客さまを「ほっこり明るくする」ような
戦略が必要かなと感じます。
当社「滋賀の旅人旅行倶楽部」も、小規模な旅行会社ですが(小規模な旅行会社だけに)、
地域の観光振興と誘客促進に少しでも貢献できるように頑張ります。
ところで、3月5日に実施予定の「野洲の魅力発見バスツアー」は、2月7日から募集を
はじめましたが、おかげさまで、約2時間で満員となりました。
今回は、コロナの感染拡大が進む中での受付で申し込みがあるのか心配していましたが、
お一人さま参加や、同居されていない家族からの申し込みが多かったです。
ありがたや。
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