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shiganotabibito

旅先で現地の人と会話をしよう。

当社は、12月上旬で今年主催するバス旅行がすべて終了しました。

結果、募集型企画旅行で実施した日帰りバス旅行の催行率は87.5%でした。

来年1月以降もバス旅行を予定しており、先日も1月30日に実施する「日野町で郷土料理を楽しむバスツアー」の参加者を受付したところ、わずか40分で満員(21名)となりました。

 さて、来年はいよいよGOTOトラベルが再開されようとしており、個人旅行の依頼も期待していますが、少し仕事が落ち着いている今のうちに、各地の観光地などに下見も兼ねて行っています。

私は、「旅先で現地の人と話をしてくる、聞いてくる」というのが旅の醍醐味と感じており、先日も青春18きっぷを使って、東海、関東方面を巡ってきました。

愛知県岡崎で八丁みその歴史や文化を聞き、静岡県清水でまぐろ料理、東京浅草でうなぎ料理へのこだわりなどを聞いてきました。

旅のスタイルは人それぞれですが、私は、現地で「新しいものを追い求めるのではなく、古

くからあるもの(食べ物を含む)を、今の時代に合うように、どのように工夫されているの

か」を発見するようにしています。

 例えば、古くから「名物」と呼ばれる食べ物は、昔からのままで販売しているところもあれば、少し形や種類を増やして販売していることもあり、その努力と工夫を楽しみにしてい

ます。

感じることは、「食べ物」や「商品」の情報発信は、SNS等の普及で、発信したい人に提供できているようですが、「食べ物」なら最近は見映えが重視されて「美味しい」が伴わず、がっかりすることが多いことです。

つまり、情報発信の技術は進歩しても、人間のもつ「技量」や「心意気」などが不足しているお店が多い気がします。

景色なら「景色を楽しめるのにどんな工夫をしているか」、体験なら「集中して体験できるうにどんな工夫をしているか」が必要だと思います。

でも、共通していることは、現地の方(受け入れ側)の「おもてなしの心」であり、観光客に

観光資源をいかに知ってもらい、楽しんでもらえるかの工夫をすることです。

 実は私は、旅の形が大きく変わろうとしているところに、少し危機感を持っています。

インターネットやSNSなどの普及で、いろんな情報が即座に入手できる時代だけに、今の旅

行はその情報に頼り、旅行先でも仲間同士だけの会話で終わることが多く、現地の人から話を聞いたり、教えてもらったりという機会が大きく減っています。

また、知らない人と会話することは「身の危険」と感じる社会的風潮も影響しているのかもしれません。

 まだまだ新型コロナが収束しない日が続きますが、新型コロナで人々の心身が疲弊している中、旅行で非日常的な行動をすることは、ストレス解消に役立ち、なくてはならない行動ではないでしょうか。

どうか、近場でも良いし旅行に出かけ、現地の人と会話をする旅行をおすすめします。

なぜなら、私は全国を旅した中で、今でも印象に残っている1番目は「現地の人と話した旅行」、2番目は「食べ物がおいしかった旅行」、3番目は「景色が美しかった旅行」だからです。

みなさんはどうでしようか。

旅先で道順でも良いし現地の人から聞く、説明を受けるなどとにかく、コミュニケーション

することの楽しみを体感してほしいと思っています。

今年もあとわずか。

楽しみましよう。







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