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shiganotabibito

担当者の「やる気」を実感。

更新日:2022年2月27日

 2月に、県内の観光振興協議会からの案内で「ファムツアー」というものに数回参加してきました。県内には、いろんな目的で各市町の観光協会が連携して協議会が組織され、観光客の誘客促進に努力されています。

 「ファムツアー」は、各観光協議会が主催となり、一般のガイドブックには掲載されていない新たな「観光資源」を視察形式で旅行会社に紹介し、旅行商品の造成につながればと実施されているものです。

参加しているのは、小規模な旅行会社が多く、大手旅行会社が企画するには厳しいかなというのが、私の印象です。(むしろ、小規模で着地型旅行をめざす旅行会社なら実施できると思いました。)

当社も現地の方にいろんな質問をして情報を集めることができ、大いに参考になりました。

参加させていただいて印象的だったことは、そこで一生懸命に説明してもらった観光協会

職員や現地の方の姿です。

「観光振興が活発」あるいは「努力しようとしている」観光協会の職員は、長年、勤務し

ている人が多く、行政のように数年単位での人事異動がないので、いろんな分野の人と

交流し、人脈も豊富です。

 例えば、マスコミにも慣れており、アピールポイントを冗談を言いながらも、しっかり

発信するテクニックを持ち、さらに、豊富な人脈で地域を巻き込みながらの集客事業を

プロデュースできる力を持っています。(周囲から信頼されている証拠だと思います。)

言いかえれば、「観光振興」を自分の趣味とするくらい、ぐいぐいと引っ張っていく人材

が事務局にいれば、その市町や地域の観光振興は活性化していると思っても良いですね。

 残念ながら、県内でも各市町の行政がどくらい「観光」に力を入れるかはバラツキがあり

予算書を見れば一目瞭然ですが、私は予算とは別に、どの地域にも「観光資源」となるものは存在し、それをどのようにして「観光地」にしていくかのアイデアや行動は、まずは、

地域の観光協会や観光団体、地域住民、観光関連業者など民間レベルで盛り上げていくべきだと思っています。

 そんな中、最近、「観光協会」という組織に新しい動きがあります。

それは、観光や物産振興の推進のために、ソフト事業を実施するのは「観光協会」、観光看

板や施設整備などのハード事業は「行政」が実施という役割分担を決め、任意団体である

「観光協会」を「一般社団法人 ◯◯観光協会」と法人化し、社会的信用と民間主導で実施

させようとする動きがあることです。(行政は、観光振興の実務は控え、観光協会などにまかせ、その経費を補助金や委託料で支援するという施策にしていくという考え方です。)

これによって、これまで行政職員が兼務していた「観光協会」の事業を、ほぼ独立して、

民間主導で実施することができ、事務局職員の「やる気」向上と人材育成次第で観光振興は

大きく変わると思います。

 今回の「ファムツアー」で感じたことは、出会った観光協会の職員のみなさんが、観光振興に意欲満々で、「地域の観光や物産業者・観光関連団体等から期待され、頼られる協会づくり」を目指されていることです。

当社「滋賀の旅人旅行倶楽部」も、期待に答えられるように、今後、ツアーを企画していきますね。

ありがとうございました。





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